この五月のオランダの布教がご縁となって、八月の不二般若道場の大接心にヨーロッパから二人の方が、又秋には独り接心に参加の予定とのことである。
オランダでは十日間滞在、三か所で話しをしましたが、禅仏教に対するあちらの方々の熱意には毎日感動の連続でした。
たとえばオランダの禅リバー寺での私の提唱後、大衆からいろいろな質問に応答したその中で、一人の若い女性が、「私には菩提心がありません」と涙ながらに語りました。これに私は、「あなたが菩提心がないと切実に思われていることが菩提心があるということです。
オランダの皆さんも日本人も菩提心に全く変わりはありません」と答えました。